トラブル対応

レックスの五等三角点です。
今回はトラブルの対処方法です。
システム商品は一般的に複数機材の組合せで構成されています。ということは入口から出口まで全部材が同一メーカーから供給されている、ということは滅多にありません。
例えばある計測機がメーカーAで、計測したデータをリアルタイムで無線で送りたいとします。無線機がメーカーB、もしデータの変換が必要ならメーカーCのコンバータ、電源はメーカーDのソーラーパネルにメーカーEのインバータ、メーカーFのバッテリー等々。次にデータの受信側でもコンバータ、PC、ソフトウェアなどそれぞれ異なるメーカーの製品を組合せることになります。

ではこのシステムが何かのトラブル(原因はわかりません)で動作しなくなったとします。メーカーAが面倒見てくれるかといえば、それはありません。BもCも同様です。さて、どうしましょう。

仕方がないので自分でトラブルの原因をつきとめて対策を講じなければなりません。

最初に、システムとして組み合わせてある機材を、点検できる単位に分割します。実際に接続を外す必要は今はありません。このときに気をつけることは、最初は分割する単位を大きなものにしておく、ということです。先ほどの例でいうと、計測機+送信機+コンバータ、ソーラーパネル+インバータ+バッテリー、データ受信機+コンバータ+PC+ソフトウェア、という具合です。

次に、トラブルの現象からその現象を引き起こす可能性のある分割単位を見つけます。複数でも構いません。単位毎に動作に問題がないかを確認し、問題のあった単位を更に分割して個別のユニットに調査を広げます。
例えば、計測データがPCに入ってこないという現象があったとすると、まず送信機から正常にデータが出ているかを確認します。出ていれば受信機からPCまでの間に問題があり、出ていなければ計測機の側か供給電源に問題がある可能性が大きくなります。

どの分割単位にトラブルがあるかというめどが立つと、今度はユニット毎に信号が出ているか、接続は大丈夫か(ショート、断線、他)、電源は大丈夫か(電圧や容量、時によっては電源周波数が関連することもあります)、時には単品で動作しても繋ぐとトラブルを起こす場合もあるので注意します。

トラブルを起こしているであろうユニットを発見したら完動品と差し替え、動作確認できればOKです。これでもトラブルが解消しない場合には、そのユニット以外の原因がまだ隠れているということになるので、もう一度最初から捜索を行います。

原因ユニットが判明してもそれで終わりではなく、どのような条件でどのようなトラブルが発生するかを確認する必要があります。これは各ユニットをメーカーへ修理に出しても、条件が違うとトラブルが発生しないことがよくあるからです。

現場が遠いときにはこれらの対処を電話やFAXで行うことがあります。なかなか電話では伝わりにくいこともあるかと思いますが、そうなった場合はご協力をよろしくお願いいたします。

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